日本製カラコンは、製造に携わる人材の国際化が進んでいる特徴があります。近年でしばしば見られるようになりました。国内で流通することが主ですが、海外の美的センスを取り入れることを目的に、世界各国から人材を募っています。
カラコンに使う色の比率や装着感など、外国で好まれるデザインを輸入していることと同義です。人材の国籍は多種多様で、地球の反対側から遠路はるばる来日してきた方もいらっしゃいます。彼らに求められているのは、日本人だけでは思いつかないようなセンスを盛り込んだカラコンを作り出すことです。知的労働であるとも解釈できるので、待遇が良いことが多々あります。住居はカラコンの製造企業が用意したり、職場では各宗教に配慮した事務所レイアウトが施されていることがしばしばです。言葉の壁を取り払うべく、通訳専門の人材を配置している企業も多々あります。
上層部が納得できるカラコンを仕上げるまでは、日本で受け入れられるデザインを絞り出す日々が始まります。好待遇なので、当然のことながら結果を出さなければならないというわけです。世界中の人材を巻き込んでカラコンの開発が行われるので、消費者は常にハイセンスな商品に触れられるます。