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海やプールとコンタクトレンズの関係性

夏になると、プールや海などに出かける人も多いのではないでしょうか。目を閉じたまま泳ぐと人やものにぶつかる可能性があるため、ほとんどの人は水中では目を開けて泳ぎます。その際、必要になるのはゴーグル。特に海ではつけておくことをおすすめします。人の身体の塩分が約0.9%であるのに対して海の塩分濃度は約3%と浸透圧が異なるため、海水が目に入るとしみたり痛みを感じたりするからです。角膜には強い防御機能や涙の働きがあり、ダメージを及ぼすことはありませんが、長時間ゴーグルなしで泳ぐのはあまりよくありません。

プールの場合だと、消毒用に使われる塩化剤による目の障害が問題視されます。ただ意外なことに、水中の次亜塩素酸よりも空気中に漂っている三塩化窒素の方が目には悪影響なのです。水から上がったらまず目を洗う、ゴーグルを時々外して洗って使う、室内プールの場合は換気を十分に行うのが大切になります。

ここで気になるのが、「水泳のときにはコンタクトレンズを使っていいのか?」という問題です。ゴーグルをしていればほとんど水に触れることがないから大丈夫だと思われる方もいるようですが、出来れば使わない方がいいでしょう。コンタクトレンズに付着した塩素が目の中に長時間とどまることで、角膜のキズや炎症を引き起こす場合があるからです。また、水中の細菌が原因で眼病にかかってしまう可能性も高まります。裸眼の状態で度つきのゴーグルをするようにしましょう。

もしどうしてもコンタクトレンズを使いたいのであれば、使い捨てタイプの1dayコンタクトレンズがおすすめです。1dayであれば、汚れてしまったとしてもサッと捨てられ、目へのダメージを最小限に抑えられるからです。特にWAVEの1dayコンタクト製品であれば、乾燥を感じにくく快適につけることができます。低含水タイプのエアスリムであれば水分を多く必要とせず、目から水分が奪われにくい構造となっており、長時間泳ぐときも安心です。使用後はコンタクトレンズをつけっぱなしにするのではなく、なるべく早く外すようにしてください。その後の目のケアも忘れないようにしましょう。